″ながれ″を探る、捉える、操る

環境問題と防災問題を取り組む上で、流れ現象を把握することは重要です。汚染物質の輸送、酸性雨の発生、台風の来襲と構造物の強風災害、たつまきによる家屋の破壊、都市域での熱環境あるいは空気質の悪化、地球規模での気候変動、地球の温暖化など、大気における流動現象が密接に関わり合っています。
本研究室では、"ながれ"をキーワードに自然現象と人間社会との関わりの中で発生する環境および防災問題を総合的に捉え、それを解決するための研究を進めています。
大気″ながれ″に関わる様々な問題の主な研究テーマを以下に示します。

1.地表形態(建物群・植生)と風の関わりに基づく環境形成  の把握とその最適化
2.実在都市における大気拡散変動濃度場予測と数理環境アセスメント
3.地形の影響あるいは建物配置による強風ガストの発生予測
4.構造物と風の相互作用解析・作用空気力の制御技術の開発
5.都市でのフライングデブリ軌跡予測とその危険度評価
6.複雑・複合乱流(剥離・成層・対流)のモデリングとシミュレーション

研究の進め方とそれらのつながりを図に示します。これらは、流れを探り、捉えて、操るといった一連の研究プロセスに対応します。本研究室では、そのプロセスに基づき研究を分類し、各自がその位置づけを考えながら研究を行っています。

研究テーマ(研究テーマ一覧)
(実験室規模から実大気規模までの複雑・複合乱流や大気対流の物理機構解明とモデリング)
(高層建築物・巨大構造物と風の相互作用問題  -耐風性能評価)
(都市域から領域スケールの大気災害の予測と危険度評価)
(環境乱流力学とその応用  -大気環境対策の提案をめざして)
(大規模乱流解析法の開発:ベクトル・パラレルコンピューティングによる計算高速化、複雑形状への汎用性向上 )

またこれらの研究成果は、Collections of fluid flows and vorticesで絵と一緒にご覧ください。具体的にイメージできると思います。