2 高層建物に作用するピーク風力のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)と耐風設計への展開

 

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図 に 26-27 階の庇および冠壁の風力係数の実験結果と 解析結果の比較を示す。正対する風向(0°、90°)にお いて、風上中央部(N 面)で大きくなる傾向が解析結果 においても確認できる。また、冠壁の最大ピーク風力係 数は実験結果でバラつきがあり、解析結果の値は実験結 果より若干小さくなっている。一方、26-27 階における庇 の風力係数は、側面(W 面、E 面)の風下域で最大ピー ク風圧係数が大きくなる性状が実験結果と良く対応して いる。 次に風向 65°における冠壁、庇の風圧係数、風力係数 の特性に着目すると、冠壁を剥離して超えた風が 屋根面に再付着しており、冠壁の最小ピーク風圧係数のレベルが隅角部近傍で大きくなることが確認できる。特 に、冠壁の S 面の風下端部で最小ピーク風圧係数がピー クをとる特性が対応している(図 , a)。また、27 階の庇 では風上隅角部端部の上面に小さな 3 次元の渦が生じる ことから、庇上面が負圧となる。その結果、E 面右側境界 で最小ピーク風力係数が大きくなっていることが確認で きる(図 ,b)。


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